熊本県山鹿市で2月の毎週金・土曜日に開催される『山鹿灯籠浪漫・百華百彩』を見学する機会がありました。幻想的に飾られた豊前街道の街並みと夜の八千代座での太鼓と踊り、異空間に迷い込んだような錯覚に陥りました。
九州6県で取り組む「冬の九州・灯りの祭典」の一環として開催されているそうです。
街並みを和傘や竹灯りのオブジェで飾る「灯りのオブジェ」、国指定重要文化財「八千代座」での山鹿太鼓と山鹿灯籠踊り競演「山鹿風情物語」が開催されています。
熊本県山鹿市の中心市街地に位置した、歴史ある公衆浴場「さくら湯」にも灯りが灯されていました。
さくら湯から豊前街道を八千代座方面に向かうと、和傘や竹灯りで飾られています。幻想的でレトロな雰囲気に心が奪われます。
国指定重要文化財「八千代座」では、勇壮な山鹿太鼓と美しい山鹿灯籠踊りの競演「山鹿風情物語」を観覧できます。夜の八千代座は、まさに異空間、タイムスリップしたかのような感覚を覚えました。
山鹿太鼓は勇壮で迫力がありました。八千代座の音響が素晴らしく、太鼓の音が体中に響きわたりました。
舞台下で人力で回すという、廻り舞台が回ります。
山鹿太鼓の勇壮さとは打って変わり、優美な山鹿灯籠踊りが始まります。踊り手の頭に山鹿灯篭があり、非常に美しい踊りでした。
桜吹雪がきれいに舞います。
場内の明かりが暗くなり、灯篭の光が美しく光りました。
競演が終わって外に出ると、灯篭踊りの踊り手が見送りに出ていました。
歴史がある豊前街道は昼でもレトロな雰囲気が十分にあります。街中に灯りが灯された空間は、幻想的という言葉では言い表せない雰囲気に包まれていました。