深川めしの老舗割烹「みや古」で「深川めしセット」を食べました。大正13年創業だそうです。お店の前には深川めしの由来が書いてありましたので後で紹介します。最寄り駅は都営大江戸線の森下駅ですが、清澄白河駅からも近い場所です。隅田川に近く、芭蕉記念館や深川江戸資料館が徒歩圏内です。地図は最後に。
"本家深川めしの由来
古来より深川特産のあさりは、種々の調理法があり 池波正太郎先生の作品にも度々登場しております
剥き味と長ねぎの味噌仕立ての知るかけ丼や炊き込み飯等が ありますが当店の二代目春義が戦前に調理人として諸国の板場修行し その体験と味覚を充分に発揮して あさり持ち味を最大限に出し 独創的な炊き込み飯が 当店の「深川めし」であります
戦後は、諸般の事情に依り供膳を中断しておりましたが 近来は、水質も良好となって良質な「あさり」が採集されてます。
再度の研究を重ね風味を一層加えて食器をも考慮して現在の「本家深川めし」として客膳に供しましたるところ絶大なるご好評を頂きまして御陰様にて千客万来の賑わいであります。
この上は、尚一層の御愛顧をお願い申し上げます
みや古店主敬白"
店内も風情があります。あさりや川魚料理をはじめ、お刺身、天婦羅など魅力的なメニューが壁に貼られています。厚焼玉子焼に惹かれました。
ランチメニューの「深川めしセット」(1500円)をお願いしました。
吸物、煮物、小物、新香がセットになっています。
蒸篭で蒸し上げ、風味豊かに炊き込まれた深川めしです。昆布ダシに塩、醤油、酒などを加え、 あさり、ねぎ、油揚げを軽く煮た煮汁でご飯を炊くそうです。炊き上がる直前に具を乗せるという調理法です。
お店全体が風情があり、本家の深川めしを味わうには最高の雰囲気でした。噛みしめて食べるごとにあさりの旨味を感じられる美味しい炊き込みご飯でした。他のメニューも食べてみたいものです。