下町情緒という言葉が似合う浅草ですが、最近では外国人観光客が増えお洒落な雰囲気の店も増えつつあります。正直、昔(20年前)よりかなりきれいな街になったなあという印象を受けます。
とは言え、いまだにレトロな場所は多く残っています。その中でも"現存する日本最古の地下街"と言われる「浅草地下商店街」(昭和30年・1955年開設)は昭和にタイムスリップしたかのような空間を残しています。地図は最後に紹介します。
2014年までは日本最古の地下街は銀座三原橋地下街(昭和27年・1952年開設)でしたが最後のお店「三原カレーコーナー」が同年4月に閉店、最古の地下商店街は「浅草地下商店街」になりました。下の写真数枚は2013年10月の銀座三原商店街です。
「三原橋地下街」は東銀座駅と銀座駅の間の晴海通りにあった地下街です。埋め立てられた三十間堀川の橋の下に作られました。
2013年10月撮影「銀座三原橋地下街」の入口
2013年10月撮影「銀座三原橋地下街」の入り口「三原カレーコーナー」の看板
2013年10月撮影「銀座三原橋地下街」最後のお店「三原カレーコーナー」
2013年10月撮影(白黒)「銀座三原橋地下街」店舗跡には板が張られる
閑話休題、「浅草地下商店街」に話は戻ります。
地下街へは東京メトロ銀座線の改札からは直結しています。新仲見世通りから侵入しました。他に松屋浅草前に入口があります。
以下にもレトロな階段を下って行きます。
商店街の店舗案内には20数店舗のお店の名前が書かれています。食堂、居酒屋、寿司、占い、床屋、マッサージなどが軒を連ねています。人気のお店はタイ料理モンティー、居酒屋たんぼ、福ちゃんでしょうか。
階段を下り切ると「レトロ通りをメトロで乗り降り」コピーもレトロな看板。
天井は配管がむき出しです。
奥まで進むと地下鉄銀座線浅草駅の改札が見えてきます。改札のすぐ横に入口があります。
改札側から見るとこんな感じの入口です。
白黒で写真を撮ってみました。白黒がマッチしています。最後の階段が松屋浅草前の入口です。
東京オリンピックを控え、古いものが少しずつ消えている中にあってノスタルジックな地下街にいるとなぜか安心感のようなものを感じました。庶民的なお店が多く、ゆっくり居酒屋で過ごしてみたくなりました。