3月下旬、ジールが企画している「東京の運河めぐり探険クルーズ」に参加してきました。日本橋発着で日本橋川~亀島川~隅田川~小名木川を巡ります。メインは船のエレベーター、小名木川のミニパナマ運河とも言われる扇橋閘門です。
ちょうど桜が見ごろで、隅田川や小名木川の桜も楽しむことが出来ました。思いがけず、お花見クルーズを楽しむことが出来ました。
日本橋も桜が見ごろでした。
日本橋のりば、今回の船は屋根がなく360度眺めることが出来ます。
東京証券取引所前の桜もきれいです。
日本橋川を下り、右岸側の日本橋水門をくぐります。ここから亀島川に入ります。日本橋水門と、隅田川側の亀島川水門の2つの防潮水門で囲まれた川です。長さは1kmですが、橋が5つもあります。
最初の橋は霊岸橋です。けっこうスレスレ...^^;
最後の橋の南高橋と奥には亀島川水門が見えてきました。 奥は佃島です。
亀島川水門をくぐれば隅田川です。
隅田川にでると目の前に桜並木が現れます。
隅田川は広く、船も多いためにけっこう荒れています。
清洲橋と東京スカイツリーが見える絶景スポットですが、少しモヤがかかっていました。
小名木川に向かいます。
徳川家康が行徳塩田(千葉県行徳)から兵糧としての塩を運ぶために開削させた運河が小名木川です。
新小名木川水門をくぐり、小名木川に入ります。
小名木川に入るとすぐに桜並木が続きます。
大横川の先に東京スカイツリーが見えます。
扇橋閘門(おうぎばしこうもん)が見えてきます。扉から川の水が落ちてくるので傘が渡されます。
扇橋閘門の中に入ります。この中で水位が2m60cm下がります。
扇橋閘門は、水面の高さが違う河川を船が通過できるようにした施設です。「パナマ運河」と同じ仕組みです
2つの水門に挟まれた水路(閘室)に船が入り、水位を人工的に昇降させます。夏休みには一般公開されているようです。
水位が下がります。
水位が下がったところで後扉が上がり、通過できるようになります。
こちらは東京製粉です。小名木川の水運を使って艀(はしけ、バージ)で小麦を運びます。アーム式ポンプで艀(はしけ、バージ)から小麦を水揚げします。
Xにクロスしたクローバー橋でUターンします。
今度は扇橋閘門の後扉から進入します。
さっきとは逆に水位が2m60cm上昇します。
水が湧きあがってくるのが分かります。
「扇橋閘門」の閘室内で撮影した動画です。水位の昇降が分かります。
桜並木を見ながら、新小名木川水門をくぐり、隅田川に戻ります。
隅田川沿いに建つ読売新聞のビルです。日照権の関係でこのような形になったそうです。
隅田川から見る箱崎JCTです。
帰りは豊海橋をくぐって直接日本橋川に入ります。
湊橋には帆船の装飾がなされています。
首都高の江戸橋JCTの下を通ります。川からの景観としては少々じゃまですが、視点を構造物に向けると美しいものです。
日本橋を一度通り抜けて上流に向かいます。
要石の獅子を間近に見ることが出来ます。
最後にJR外濠橋でUターンして日本橋に戻りました。東京駅と神田駅の中間ほどの橋で、中央線、山手線、東北・上越新幹線などを渡す橋です。
ここでの見どころは国鉄時代の動輪マークです。
日本橋に戻って終了です。
東京の桜が早く咲いたため、お花見クルーズとしても楽しむことが出来ました。何より水運都市だった江戸を味わうことが出来る有意義な舟めぐりでした。
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