一度は参拝したいと思っていた伊勢神宮、また行きたいと思える神聖な空間でした。外宮と内宮の参拝順序や距離、御垣内特別参拝(特別参拝)など、知らなかったことも多くありました。
伊勢神宮には内宮と外宮があります。内宮は皇室の御祖神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」を祀っています。外宮は食物(穀物)を司り、産業の守り神である「豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀っています。内宮は約2000年、外宮は約1500年という長い歴史をもっています。
一般的に有名なのは内宮で、内宮の方が訪れる人も多いようです。
内宮外宮を参拝順序
外宮から参拝するのが古くからの習わしのようです。理由は諸説あり、不明なようです。内宮の天照大御神が外宮の豊受大神宮から先に祭事をするように言ったからというのが一つ。
外宮、内宮ともにまずは正宮からお参りします。
内宮と外宮の読み方
内宮(ないくう)、外宮(げくう)
内宮と外宮の距離
約4kmほどの距離があります。歩けない距離ではないですが、神宮内を歩くことを考えれば車での移動が現実的でしょうか。
御垣内特別参拝
伊勢神宮で御垣内参拝(特別参拝)をするには、外宮又は内宮にある神楽殿に隣接した御札授与所で申し出ます。「式年遷宮の奉賛金」を寄進します。奉賛金は「1,000円以上であとはお気持ち」だそうですが、5,000円以上が一般的だと思われます。
「特別参宮章」と記念品などを受け取ります。「特別参宮章」で外宮と内宮それぞれ1回、御垣内特別参拝が出来ます。10,000円以上になると、1年間有効で何度でも特別参拝が出来るようです。
服装は、男性は背広・ネクタイ、女性はスーツ等フォーマルな服装となります。
「御垣内特別参拝」は、その名の通り、一般拝所(外玉垣南御門前)の更に奥にある御垣内に入って参拝が出来るものです。御垣内に入ると、また違った神聖な空気を感じました。
服装
前述の「御垣内特別参拝」をする場合は、フォーマルな服装が必須です。一般拝所(外玉垣南御門前)で参拝する場合は、特に服装の決まりはありません。
御朱印
神楽殿に隣接した御札授与所付近で御朱印を頂くことが出来ます。300円を寄進します。御朱印と日付という非常にシンプルなものでした。
以下、外宮と内宮を写真で紹介します。
外宮
境内に入ると、ひんやりとして空気に包まれます。
神楽殿の屋根です。
歴史を感じる大きな杉の木、次の遷宮ではこの杉の後ろに正宮が移されます。
正宮 豊受大神宮(この鳥居から中は撮影禁止)。御垣内特別参拝はこの人垣がある一般拝所(外玉垣南御門前)の更に中で参拝が出来ます。一般拝所(外玉垣南御門前)には、生絹の御幌(みとばり)が掛けられています。
古殿地、正宮と同じ広さの敷地であり、次の式年遷宮で正宮が移される場所です。
パワースポットの「三つ石」です。式年遷宮では祭主が祓い清めます。手をかざすと温かく感じると言われているようです。多くの人が手をかざしていました。
他に亀石や地蔵石などのパワースポットがあるようです。
内宮
宇治橋です。伊勢神宮の象徴的な橋ではないでしょうか。五十鈴川を渡します。神と人を結ぶ橋です。
宇治橋から見た五十鈴川です。清らかな流れで心が洗われるようでした。
御手洗場(みたらし)。手水舎もありますが、五十鈴川で身を清めます。パワースポットです。
神楽殿の屋根です。
正宮 皇大神宮(次の式年遷宮では右側の敷地に移されます)
正宮の石垣です。
正宮から荒祭宮に向かう途中の参道に立つ神宮杉。内宮のパワースポットです。
荒祭宮です。
荒祭宮前の木漏れ日。
日本人なら一度は参拝したいと言われる「伊勢神宮」。境内に入ると空気がひんやりと感じられて神聖な気持ちになりました。今度はお礼参りにゆっくり訪れてみたいです。