東日本大震災や余震の影響で、我が家の基礎コンクリートにクラック(ひび割れ)が数か所入りました。昨日、連休中にもかかわらず、我が家の施工業者の社長さんがコンクリート改質剤CS-21シリーズ「ひび割れ補修剤」を持ってきてくれました。使用する道具まで貸してもらいました。本当に有難いです。
CS-21は橋梁やダムなどでも使われるコンクリート改質剤です。
コンクリート改質剤CS-21シリーズ「ひび割れ補修セット」は画面中央上部にあるCS-21クリアー(右)とCSパテ(左)のセットです。金属ブラシ、ヘラ、スクレーパー、ハケ、サンドペーパー等を貸してもらいました。
善は急げで早速、我が家の基礎コンクリートに入ったクラックの補修作業をやってみました。
社長さんのアドバイスから前述の道具に加えて表面洗浄用にジョウロ、パテ埋め工程のためのゴム手袋、パテを溶くための割り箸も用意しました。
1.表面の洗浄を行います。ジョウロで水を掛けながら、金属ブラシで表面をきれいにしました。
2.乾燥させます。
3.コンクリート改質剤CS-21クリアーをひび割れ部に浸透させて下地処理を行います。
(取扱説明書より:CS-21クリアーは水和反応活性剤成分を含む無機質薬剤です。塗布浸透した部分の緻密化、ひび割れ自閉効果を促進する効果があります。下地処理や表面保護を行う材料です。)
ハケでひび割れ部に浸透させます。
4.CSパテを溶きます。ドロドロになるまで溶き混ぜます。
※最初はドロドロに溶き混ぜるのに結構な時間を要します。CS-21クリアーが乾く前にCSパテをすり込まなければなりませんので、1か所目では工程3の前に溶いておいた方がいいようです。
※固まり易いのでこまめに蓋を閉めます。
(取扱説明書より:CSパテはコンクリートに近い無機質の乾燥硬化型パテ材であり、微細なひび割れにすり込む事で充填し、三色のパテで色合わせ可能なため、補修跡がほとんど目立たないように美観を回復することができる材料です。)
CSパテの色はシルバーホワイト、シルバー、グレイの3色があります。
5.CSパテをすり込みます。CS-21クリアーが渇く前にすり込みます。ひび割れの隙間奥まですり込むためにはゴム手袋で直接すり込んだ方が良いとのことでした。
6.表面にはみ出したCSパテを削り落とします。スクレーパー等ではみ出たCSパテが渇く前に削り落します。
7.表面を清掃します。サンドペーパー等で表面の材料を清掃します。
8.CS-21クリアーで仕上げします。ひび割れを中心に10cm幅でCS-21クリアーを塗布して表面保護を行います。
9.完成。そのまま乾けば完成です。CSパテの色はシルバーホワイトを選択しましたが、実際にはシルバーが近い色だったようです。ひび割れの部分が白い線で分ります。補修という目的は達成しました。
以下、他の個所の施工前後の写真です。
施工前(一番ひどいひび)
施工後
施工前(角部)
施工後
色の選択を間違ってしまい、見た目はひびの所が白い線になってしまいました...。(我ながら、施工も粗い...)
何より一番大切な補修という目的は十分に達成できました。作業も比較的簡単でした。社長さん、ありがとうございました!
Comment [1]
No.1rutsumiさん
そのひび割れ線内部には、土台を緊結するアンカーボルトがあったり、ひび割れ線延長上の外壁には(開口部が付近にある)柱があるように思えます。
応急措置。すばらしいです。