三田駅に近く、浜松町と田町のほぼ中間点に「鹿島屋」はあります。以前、吉田類の酒場放浪記で紹介された老舗の居酒屋です。
第一京浜から少し路地に入った場所にひっそりと佇んでいます。
昭和6年創業と酒場放浪記のHPでは紹介されていました。70代の店主姉妹が、創業者の父親の味を守り続けています。(店主のお話では、創業86年とのことでしたので、もしかすれば昭和3年の創業なのかもしれませんね)
一見さんにはハードルが高い雰囲気を感じましたが、時間が経つにつれて、常連さんと一緒に話に花が咲きました。三田周辺の移り変わりなどの昔話から野球の話まで聞かせていただきました。
まずは串煮込み。脂の感じがマルチョウのようなシロ?とフワの煮込みです。シロは脂がとろとろ、フワはまさにふわふわで、しっかりと味がしみ込んでいました。(ちょっと写真が失敗。手前がシロ)
美味しかったので2回目の串煮込み。シロの脂が少な目で、お母さん(店主姉)のお話では年寄りの腸だそうです(笑) 色はこの写真の様に黒い感じが実物に近いです。
次にもつ焼き(焼きとん)をお願いしました。お店の前の焼き場で焼いてきてくれます。
レバ、シロ、ハツ、ナンコツとタンだったと思います。こちらもどれも質が高く、美味しいものでした。
イカを軽く焼いてもらって、おひたしなどを頂きました。おひたしはしっかりとした食感と旨みが残っていて、とても美味しいおひたしでした。優しい味です。
頂いたもの全て美味しく、幸せな時間を過ごしました。最後には会計での安さにびっくり...。
勝手な願いですが、出来るだけ長く続けて頂きたいものです。