トヨタ博物館(愛知県長久手市)は、100年以上前からの実車が約160台ほど展示されています。自動車の歴史を目で見て学べる博物館です。
展示車の一部を紹介します。貴重なクラシックカーから往年の懐かしい名車まで、ワクワクするような博物館でした。
ド ディオン ブートン 1 3/4HP(1898年フランス)
パナール ルヴァッソール B2 (1901年フランス)
スタンレー スチーマー モデルE2 (1909年アメリカ)
蒸気自動車
ロールスロイス 40/50HP シルバーゴースト (1910年イギリス)
フォード モデルA(1928年アメリカ)
シボレー コンフィデレイト シリーズBA(1932年アメリカ)
フォード モデル40(1934年アメリカ)
リアの写真のみ...
キャデラック シリーズ452A(1931年アメリカ)
V16エンジンのさきがけ
モーガン エアロ(1922年イギリス)
リアが1輪の3輪、リアをチェーン駆動
アルファロメオ 6C1750 グランスポルト(1930年イタリア)
スーパーチャージャー付6気筒DOHC
フィアット 500 "トッポリーノ" (1936年イタリア)
フィアット 500の初期型
プジョー 402 (1938フランス)
ランチア アストゥーラ ティーポ233C(1936年イタリア)
左の後ろに写るのは、「コード フロントドライブ モデル812 (1937年アメリカリ)」 リトラクタブルヘッドライトを採用。
チシタリア 202クーペ (1947年イタリア)
”動く彫刻”としてニューヨーク近代美術館に永久展示。
タッカー’48(1948年アメリカ)
ヘリコプター用水平対向エンジンを搭載、51台を生産して会社は倒産 。1988年にフランシス・フォード・コッポラ監督の映画『タッカー』公開。
ポルシェ 356 クーペ(1951年ドイツ)
ダットサン 11型フェートン (1932年日本) ダット自動車で生産(150台うちの1台)
トヨダ AA型乗用車 レプリカ (1936年)
トヨタ自動車初の生産型乗用車
トヨペット クラウン RS型(1955年)
純国産車
三菱 500 A11型(1961年)左
スズライト SL型(1957年)右 スズライトは本格的な軽自動車のさきがけ
フジキャビン 5A型(1955年)
重量130kg,FRPフルモノコック構造の3輪
スバル 360 K111型(1958年)
富士重工業の前身である航空機メーカー中島飛行機の技術が生かされた軽自動車として大ヒット。
マツダ R360クーペ KRBB型(1961年)
東洋工業(現:マツダ)のスポーツカースタイルの軽自動車。
マツダ キャロル(1969年)
世界最小の水冷4気筒エンジンを搭載した軽自動車。
マツダ コスモスポーツ L10B型(1969年)
ロータリーエンジンを国内初搭載、491ccのツインローターで128PSを出力。
「帰ってきたウルトラマン」で「マットビハイクル」として登場。
プリンス グロリア スーパー6 41型(1964年)
プリンス自動車工業(現:日産自動車)が発売、6気筒OHCエンジン搭載。
ホンダ S500 AS280型(1964年) 右
トヨタ スポーツ800 UP15型(1965年) 左
同時代のライトウェイトスポーツ2台。
トヨタ 2000GT MF10型(1968年)トヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発した高性能スポーツカー。6気筒DOHCエンジン、5速のマニュアルギア、4輪ダブルウィッシュボーンサス、4輪ディスクブレーキ、リトラクタブルライトなど当時の最高技術と高級装備を搭載。
トヨタ セリカ TA22型(1970年)
本格的スペシャルティカーのはしり。この角度からの見た目が好きです。
ニッサン フェアレディ Z432(1970年)6気筒DOHCエンジンを搭載
スバル レオーネ エステートバン4WD (1972年)
レオーネエステートバンをベースにした乗用車タイプ4WDモデルのさきがけ。
トヨタ ソアラ 2.8GT(1981年) トヨタ初の高級スペシャルティカー。2759ccの6気筒DOHCエンジンで170psを発生、当時の国産で最高性能エンジン。
トヨタ MR2 AW11型(1984年)
国内初の市販ミッドシップスポーツ車、コンパクトなボディに1587ccDOHC16バルブエンジンが搭載。
本当に貴重なクラシックカーが並び、懐かしい国産車を眺め、往年の車のカッコよさに打ちのめされました。ここ100年、自動車が工業製品の中心であったことを改めて感じることが出来ました。