宮城県栗原市一迫にある「風の沢ミュージアム」、いつまでも滞在したくなる癒しの空間でした。訪問した日は「サステイナブル縄文展」(2018年4月27日~5月6日)が開催中で、縄文土器ワークショップも行われていました。
風の沢ミュージアムは、現代美術館、ギャラリー、カフェ、里山公園からなる複合施設となっています。現代美術館は築200年の古民家をそのまま利用しています。長年放置されていたそうですが、修復の際は最小限に手を加え、以前の生活のにおい残すことを心掛けたそうです。古民家の裏手には里山公園があり、散策が楽しめます。
駐車場の向かい側には田んぼが広がっていました。田んぼの間を流れる沢、風の通り道なのでしょうか。気持ちの良い風が流れています。
風の沢ミュージアムに上る階段です。竹藪の先に古民家があります。
縁側に座っていると、時間を忘れてしまいそうでした。風の沢というだけあって、風が流れています。
行動芸術展「家に帰る、カオスモーズ」2018年4月22日(日)から10月21日(日)
”家屋美術館ならではの、家の普遍性を思考し、家から発する芸術の誕生を意図いたしております。「行動芸術」と名付けられた共同制作は、ひとりひとりが、それぞれの家を持ち続けている現代の多様性を象徴いたしております。みなさんと共に、「家」=「居場所」を作り上げていけることを願っております。
「カオスモーズ」とは、カオス<混沌>、コスモス<世界>、オスモーズ<浸透>の合成語で、哲学者フェリックス・ガタリが提唱した概念です。多様な価値の中で、確かに、静かに息づいていくものへのまなざしの所在を、考えてみようとしました。”風の沢ミュージアムHPより
タヌキが顔を出しました。
風の沢ミュージアムの住民、コマちゃん?という人懐っこい猫です。
里山という言葉がぴったりの公園となっています。散策しているとタイムスリップしたような錯覚が...、心が洗われました。
風の沢ミュージアム ショップアンドカフェ
一画にあるカフェで食事をしました。こちらはモダンな造りの建物で、カフェ内にギャラリーとショップを兼ねています。贅沢な空間利用で、くつろげるカフェでした。食事はトーストが中心です。パンが美味しいうえに焼き加減も素晴らしく、美味しいトーストが食べられます。古民家をはじめ、周りの雰囲気や景色、里山公園の美しい自然、時が経つのを忘れてしまいました。また秋にでも訪れたいと思います。