昨年の5月に発売された「ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社」の第2刊が発売されましたので、早速買ってきました。作者は一関市在住の飛鳥あるとさんです。

昨年の初刊発売時には一関市内や岩手県内で完売が続き、手に入り難い状態だったと記憶しています。


ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 2号目 (KCデラックス)
ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 2号目 (KCデラックス)


「ゴーガイ!」は岩手県の魅力をコメディータッチでハートフルに描いたマンガです。架空新聞社の架空都市(岩手県南)にある照里支局の女性記者坂東さきるが主人公です。

さきるが岩手県内を取材して出会った人たちとのふれあいから、岩手の魅力を上手く引き出していると思います。著者の岩手愛が伝わって来ます。

今回は一関市、北上市、八幡平市、大船渡市が登場します。

第1話では架空都市照里を舞台に、影のある支局長の過去が明かされます。第2話以降は一関市のもち文化、北上市の鬼剣舞、八幡平の焼け走り溶岩流、大船渡の恋し浜駅が登場します。

北上の回では鬼剣舞の意味を初めて知りました。小学校のころに運動会で踊ったことがありますがよく分かっていませんでした。

八幡平の回ではさきるとお母さんとの絆が描かれています。感動!します。溶岩に生えた松の木を見に行きたくなりました。


沿岸部の大船渡も登場しますが、筆者が取材時にお世話になった漁師さんたちは奇跡的に全員無事だったそうです。

巻末に特別収録として作者の被災体験ルポ「東北が止まった日~岩手内陸の5日間」が掲載されていました。私も似たような境遇でしたので、あの時の事が思い出されました。被災体験を忘れないようにしたいと思います。


初刊と2号目の表紙を比べてみましたが、主人公さきるの成長が感じられます。3号目は9月13日発売予定だそうです。県北・沿岸部の久慈、岩泉、釜石に部隊を移してさきるが駆け巡るそうです。今から楽しみ!です。

初刊
ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 (KCデラックス)

第2刊
ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 2号目 (KCデラックス)