浅草の老舗とんかつ店「ゆたか」でロースかつ定食を食べました。普段はあまり通らないような路地裏にあります。 
名店が多い浅草で、こちらは間違いなくとんかつの名店というべきお店です。
お店のHPによると、焼け野原になった戦後の浅草で創業者夫妻が始めたお店のようです。創業者夫妻は研究熱心でまじめにとんかつを作って来たことが読み取れました。
お店に入ると、とても清潔で油で汚れた独特の匂いもありません。まじめな営業姿勢に感心しました。
厚いロースかつが目の前に運ばれてきました。中心部はややピンクで肉から肉汁が出ているのが見えます。ウスターソースとカラシでいただきました。 
衣のパン粉がサクサクに揚がっています。そこに肉汁がしみ出ていました。肉の脂の旨みがあり、揚げた油があっさりとしています。揚げる油には良いものを使っている印象を受けました。厚みがあっても柔らかく、食べやすいものでした。
ロース肉を活かすためのパン粉や油などにもこだわりがあるようで、肉の美味しさを感じられるとんかつでした。まじめな美味しいロースかつです。
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