盛岡の街なかを流れる中津川には上流から上の橋、中の橋、下の橋と中心部に3つの橋が架かっています。
慶長2年(1597年)南部第27代藩主利直が盛岡城下を建設。上の橋は慶長14年(1609)に架けられています。橋は何度か流失して。現在の橋は昭和になって架け替えられたものです。
擬宝珠(ぎぼうしゅ・ぎぼし)は慶長14年のものが8個、慶長16年のものが10個あるそうです。青銅擬宝珠は国内でも珍しいそうです。
上の橋の少し下流、右岸側の県民会館近くには大きな銀杏の木があります。葉が落ちていても樹形のきれいさが目を惹きます。
左岸側の川沿いから上の橋を眺めます。この辺りは高低差もあって、流れが少し早い場所です。
茣蓙(ござ)九の裏手、白壁の先に緑色の中の橋が見えます。
茣蓙(ござ)九
江戸時代後期、明治中期、明治末期に次々と建て加えられた商家です。現在も森九商店として、生活雑貨を取り扱っています。カゴやザル、わら靴なども取り扱ってます。
中の橋の下流には白鳥が泳いでいました。かなり間近で見ることができます。
中の橋下流の右岸側には盛岡城跡公園が広がります。堤防の下の河川敷が広くなっており、憩いの場となっています。
下の橋です。中州に木が生えていて橋全体を望むことはできません。
橋の下まで行き、下の橋の擬宝珠を見上げました。
下の橋の擬宝珠です。
中の橋が洋式に架橋された1912年(大正元年)11月に下の橋に移されたものだそうです。市の有形文化財です。
今回はのんびり川を眺めながら、せせらぎの音を聞いて歩きました、冬は河川敷に水鳥がたくさんいて、癒しを与えてくれる場だと思います。
この界隈は以下の2つの記事で詳しく紹介しています。
(盛岡散策-1)中ノ橋通、葺手町、紺屋町と中津川界隈を散策