1970年、大阪府吹田市で開催された日本万国博覧会(EXPO'70 大阪万博)でシンボルとして建造された太陽の塔です。
岡本太郎の作品の中で最も有名なものだと思います。縄文土器の芸術性に影響を受けていた岡本太郎ですが、縄文的な印象を受ける作品です。
高さ70m、基底部直径20m、腕長25mというスケールの大きさに圧倒されました。
3つの顔があり、上部の黄金の顔が「未来」、正面胴体部の太陽の顔が「現在」、背面の黒い太陽が「過去」を現しています。
現在、内部は公開されていません。内部は赤い壁に囲まれた「生命の樹」という高さ41mの作品があります。「生命の樹」は、単細胞生物から人類が誕生するまでが現われていました。
公園内にあるパビリオン館には、万博当時の模型と図面が展示されていました。
図面です。
間近で見る太陽の塔は迫力があり、同時に生命感がみなぎっているようなパワー―がある建造物でした。