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浅草の5つの橋から眺める「東京スカイツリー」。

以前、隅田川に架かる3つの橋(「駒形橋」、「吾妻橋」、「言問橋」)から眺めた東京スカイツリーをブログ(浅草の3つの橋から眺める東京スカイツリー)で紹介しました。今回は、634mに達したこともあり、2つ橋を加えて5つ橋からの眺めを紹介します。
隅田川右岸の墨田川テラスを歩きながら、「駒形橋」、「吾妻橋」、「花川戸鉄道橋(東武鉄道隅田川橋梁)」、「言問橋」、「桜橋」やテラスから東京スカイツリーを眺めてみました。

言問橋


吾妻橋付近にあった隅田川テラスの案内看板です。
隅田川テラス
看板には


"隅田川では河川テラスを順次整備しています。この河川テラスを歩くと勝鬨橋から白鬚橋まで隅田川を眺めながら散策することができます。川沿いには江戸東京の歴史や文化を今なお残している町があり、テラスを歩くと今まで知らなかった隅田川のすばらしさ、なつかしい面影に出会うことができるかもしれません。この付近には、雷門、浅草寺、花やしき、浅草公会堂などあります。"

とありました。勝鬨橋(かちどきばし)から白髭橋(しらひげばし)までとなると、隅田川テラは約10㎞弱程度の距離になると思われます。テラスをすべて歩いてみたいものです。


「駒形橋」
・竣工:1927年(昭和2年)
・橋長:149.6m
・幅員:22.0m
橋名は駒形堂に由来します。浅草通りを渡す橋となります。
水色の塗装が綺麗なアーチ橋です。東京スカイツリーの左側にアサヒビール本社のアサヒビールタワーとスーパードライホールの「炎のオブジェ」が見えます。
この付近にはバンダイ本社やドジョウ料理の「駒形どぜう」があります。
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駒形橋

隅田川テラスの案内図です。駒形橋と駒形堂の紹介が書かれていました。
隅田川テラス案内図 駒形橋

橋のたもと、下流側に屋形船のりばがあります。

屋形船のりば

上流側には橋の名前の由来となった駒形堂があります。
駒形堂

浅草寺ご本尊である聖観世音菩薩が1400年前に隅田川からご示現なされた場所に立つお堂だそうです。
駒形堂

「吾妻橋」
・竣工:1931年(昭和6年)
・橋長:150m
・幅員:20.0m
吾妻(あづま)の名前は、古来、東国・関東地方を総称するアズマの語に由来するそうです。浅草観光の中心地から近く、雷門通りを渡す橋です。
鮮やかな赤色の塗装が目を引く橋です。東京都観光汽船の桟橋である浅草ステーションが橋のたもとにあります。
泡のあふれるビールジョッキをイメージしたアサヒビールタワーとすみだリバーサイドホールの間に東京スカイツリーが見えます。
吾妻橋


吾妻橋にある案内図には、船祭(三社祭)の紹介が書かれています。
隅田川テラス案内図 吾妻橋


テラスに降りると、さらに間近にアサヒビールタワーとオブジェが目に入ります。

アサヒビールタワー

吾妻橋から上流側に隅田公園が広がります。桜の名所です。
隅田公園

隅田川テラスは隅田川沿いに続いていきます。
隅田川テラス

上流から見た吾妻橋です。
吾妻橋

吾妻橋に向かう水上バス、水上バスから眺めるスカイツリーも良いものです。
東京スカイツリー(478m 2010.10.8)
吾妻橋に向かう水上バス

アサヒビールタワーにスカイツリーが映っていました。
アサヒビールタワーに映るスカイツリー


「花川戸鉄道橋(東武鉄道隅田川橋梁)」
・竣工:1931年(昭和6年)
・橋長:166m
吾妻橋と言問橋の間に東武鉄道伊勢崎線を通す鉄道橋があります。浅草駅に近く、電車はゆっくりと鉄橋を渡ります。鉄橋を渡る電車と東京スカイツリーが交差するように見られる場所です。
花川戸鉄道橋(東武鉄道隅田川橋梁)

花川戸鉄道橋(東武鉄道隅田川橋梁)

下から眺めます。上を鉄道がゆっくりと通って行きます。
花川戸鉄道橋(東武鉄道隅田川橋梁)


東武鉄道伊勢崎線と水上バスを見ることが出来ます。奥には赤の吾妻橋と水色の駒形橋のアーチが見えます。 鉄橋を渡る電車、川を進む船、構造物の造形美が引き立ちます。

東武鉄道と水上バス

伊勢崎線の特急「りょうもう」が渡り、アサヒビールタワーが見えます。
伊勢崎線の特急「りょうもう」

隅田川テラスを上流に進むと、言問橋が見えてきます。
言問橋


振り返ると花川戸鉄道橋を渡る電車とアサヒビールタワーが、更に綺麗に見えました。
花川戸鉄道橋を渡る電車とアサヒビールタワー



スカイツリーが隅田川の川面に映っていました。
隅田川の川面に映るスカイツリー


言問橋が近づいてきました。
言問橋 



「言問橋」
・竣工:1928年(昭和3年)
・橋長:238.7m
・幅員:22.0m
隅田公園と隅田川の上を通る長い橋です。言問通りを渡します。高いビルが減り、東京スカイツリーが単独で見られます。

「言問」という名称は在原業平の詠んだ「名にし負はば いざこと問はむ都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」という歌に由来するという説があるそうです。スカイツリーが立つ場所に近い東武伊勢崎線の駅は在原業平に因んだ業平橋駅となっています。業平橋駅は2012年春に「とうきょうスカイツリー駅」に改名されます。

言問橋


言問橋

言問橋の下をくぐります。奥に向かって美しい曲線を描いています。
言問橋の下部

上流側に回ります。
言問橋

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東京スカイツリーをきれいに眺められる場所があります。
東京スカイツリー



歩行者専用橋の桜橋が見えてきました。
隅田川テラス

鉄製の柵には様々な意匠が施されています。
手すりの意匠

手すりの意匠


「桜橋」
・竣工:1985年(昭和60年)
・橋長:169.45m
・幅員:12.0m
台東区と墨田区の姉妹提携事業として掛けられたそうです。両岸の隅田公園を結ぶ役割を担っています。
隅田川では唯一の"歩行者専用橋"で、X字型に架けられた特殊な形をしています。花見シーズンには両岸の桜を楽しめる場所でもあります。

近くには待乳山聖天や今戸神社、山谷堀公園があります。
祈願成就の聖天様「待乳山聖天(本龍院)」。
縁結びの神様「今戸神社」(台東区今戸)に行って来ました
埋められた川の記憶「山谷掘公園」を散策、究極の落ちない橋たち。


桜橋

橋の下をくぐり、上に上ってみました。
桜橋

桜橋

隅田川テラス案内図には桜橋と待乳山聖天の紹介が書かれていました。この上流が白髭橋ですので、隅田川テラス終点の橋まであと一つとなります。
隅田川テラス案内図 桜橋

X字の特殊な構造の橋です。
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橋の上には、中央で向かい合うように配置された 「双鶴飛天の図」 というオブジェがありました。原画が平山郁夫で彫刻が細井良雄です。
双鶴飛天の図

桜橋の上からもきれいにスカイツリーが見られます。
桜橋

桜橋上から下流側を眺めます。言問橋が見えます。
桜橋上から下流側を眺め

上流側の眺めです。隅田川がカーブしています。左には船着場が見えます。
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岸辺には隅田川距離標がありました。河口から7.9kmだそうです。
隅田川距離標


船着場付近に隅田川ウォークアートギャラリーの案内がありました。江戸東京博物館の「錦絵」を利用して、江戸から昭和初期に至るまでの浅草北部(今戸周辺)の文化や街並みを展示しているそうです。
桜橋の船着場付近に作品が年代順に展示されています。
隅田川ウォークアートギャラリー

こちらは「江戸両国橋夕涼大花火之図」(歌川国虎)だそうです。
江戸両国橋夕涼大花火之図

「東都名所 浅草金龍山」(歌川広重)です。浅草寺の絵です。
東都名所 浅草金龍山




隅田川に架かる個性豊かで美しい橋と東京スカイツリーを一緒に眺めながら、川辺の散歩ができる素晴らしい遊歩道でした。春には隅田公園の桜が咲き誇り、より美しい空間になるのではないでしょうか。




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No.3

桜橋の写真に変なのが写っています

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