ライトアップされた夜の「浅草寺」(東京都台東区浅草)はとてもきれいです。雷門や五重塔などもライトアップされています。人通りも少なく、昼の人混みが嘘のような静けさの中に浅草寺の美しい伽藍が浮かび上がります。
浅草寺ライトアップ



平成15年に江戸開府400年記念事業として、浅草寺のライトアップが始まったそうです。(ライトアップの時間:毎日、日没から午後11時ごろまで)

ライトアップは照明デザイナーの石井幹子さんが手掛けたそうです。石井さんは東京タワーやレインボーブリッジのライトアップにも携わっています。




浅草寺本堂です。真っ黒な空とのコントラストで朱色がきれいに映し出されていました。
浅草寺本堂ライトアップ 
昭和20年に戦災で消失した旧本堂は徳川3代将軍家光が建立したものでした。現在は昭和33年に旧本堂を復元して再建されました。



本堂前の広場から五重塔が見えます。 黄金に輝いているかのように見えます。
五重塔 
こちらも昭和20年に戦災で焼失して再建されました。



宝蔵門(仁王門)です。本堂側からみた写真です。
宝蔵門(仁王門) 
戦災による焼失前は仁王門でしたが、宝蔵門として再建されました。内部は三層になっていて、上部二層には防災設備を擁した収蔵室があるそうです。

宝蔵門といえば「大わらじ」が印象的ですが、高さ4.5m、幅1.5m、重さ500kgもあるそうです。「こんな大きなわらじを履く者が守っているのかと驚いて魔が去っていく」という意味があるそうです。



宝蔵門をくぐり、仲見世に向かうと浅草にあるお店の名前が入った提灯が飾られています。
提灯




浅草の象徴とも言える雷門(風雷神門)です。いつ見てもデカい。
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門の左に風神、右に雷神が祀られています。
雷門 
現在の門は昭和35年に95年ぶりに再建されました。昭和35年までは、この有名な門がなかったことになります。
松下電器創始者松下幸之助氏の寄進で再興されました。提灯の下側には「松下電器」の文字が見えます。



picasaで加工

江戸時代の寺院は庶民の娯楽の場であり、テーマパーク的な場所だったようです。浅草寺のライトアップは旧時の文化を彷彿させるような印象を受けました。
とにかくきれいなライトアップでした。