下町浅草のどじょう料理の名店「どぜう飯田屋」に連れて行っていただきました。以前、お昼を食べに来たことがありましたが、今回は夕刻に生ビールを飲みながらどじょう料理を堪能しました。
念じれば叶うといいますが、1か月程前にどじょう総理のニュースを見ながら、「どじょう、どじょうと言われると、浅草のどぜう飯田屋を思い出す・・・。ああ、ほねぬき鍋・・・。」とツイートしていました。念じれば叶うのです!
どぜう鍋


「どぜう飯田屋」は、つくばエクスプレスの浅草駅にほど近い国際通りの西側にあります。老舗らしい店構えの暖簾をくぐると、下足番の方が脱いだ靴を下駄箱に片づけてくれます。

飯田屋では「親父の仕事はタレをとることと、下足番」という家訓があるそうで、心遣いを足元まで行うという伝統のようです。


「ほねぬき鍋」は、どじょうの頭を落として身を開き、骨を抜いたものです。初めてドジョウを食べる場合にはこちらがお薦めだそうです。 前回は「ほねぬき鍋」を食べました。
「ほねぬき鍋」は生なので火が通るまで煮込みます。
ほねぬき鍋 


「どぜう鍋」は丸鍋とも言われますが、まさに丸々そのままのドジョウが浅い鍋いっぱいに入っています。ドジョウは一度煮込んでありますので、温まったら食べて良いということでした。
どぜう鍋


「どぜう鍋」、「ほねぬき鍋」には大量のネギがセットになっています。
ねぎ 


「どぜう鍋」にネギ載せて少し煮込んで、ネギと一緒に食べます。ネギはお好みの量を載せますが、全て載せてしまいます。
どぜう鍋 

今回、丸鍋の方をいただきましたが、しっかりと骨が残っていました。骨をよく噛んで食べることで、どじょうの風味と旨味を十分に味わえました。ドジョウを味わうなら、丸鍋と言われる所以だと思います。


単品メニューの「どぜう唐揚げ」と「どぜう蒲焼き」を追加注文してもらいました。


「どぜう唐揚げ」は千切りごぼうの唐揚げの上にドジョウの唐揚げが乗っています。非常にシンプルであっさりとした味ですが、生ビールによく合います。
どぜう唐揚げ

 

「どぜう蒲焼き」は、予想以上にかなりの肉厚なドジョウが使われています。食べ応えも十分な蒲焼きで、これが美味いのです。こちらは日本酒によく合うのではないでしょうか。
どぜう蒲焼き



どじょうはカロリーが低いわりにカルシウムやビタミンなどの栄養価が高いことから、ヘルシーな食材でもあるようです。コラーゲンも豊富なことから、実は女性向きの料理だと思います。

江戸時代は安価で栄養価も高いことから庶民に愛されたそうです。現在は庶民の味としては少し高価になっていますが、美味しいどじょう料理とお店の風情により江戸の味を堪能できる下町の名店でした。


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