天台宗総本山「比叡山延暦寺」国宝根本中堂大改修天台宗総本山「比叡山延暦寺と言えば、多くの高僧が修行した歴史ある寺院です。法然、栄西、親鸞、道元、日蓮をはじめ、仏教各宗各派の祖師高僧が修行した場所です。天台宗は延暦25年(806)、伝教大師最澄によって開かれた宗派です。
祖師先徳鑽仰大法会の特別記念事業として60年ぶりとなる国宝根本中堂の改修事業が行われています。




平成28年4月1日(日)に工事安全祈願法要が行われてから10年間の大事業となります。
本堂の銅板葺き、廻廊のとち葺きを葺き直し、全体の塗装彩色の修理が主な内容だそうです。数日前の台風による影響からか、工事の様子は見られませんでした。


清水寺の大改修とは対照的に近代的な鉄骨の仮設で根本中堂が覆われていました。拝観者用に「修学ステージ」が設けられていました。


天台宗総本山「比叡山延暦寺」国宝根本中堂大改修

天台宗総本山「比叡山延暦寺」国宝根本中堂大改修
前庭を囲む回廊(重要文化財)と中門の屋根を上から見ることが出来ます。瓦棒銅板葺です。この時期でしか上から見ることは出来ません。




天台宗総本山「比叡山延暦寺」国宝根本中堂大改修


天台宗総本山「比叡山延暦寺」国宝根本中堂大改修
天台宗総本山「比叡山延暦寺」国宝根本中堂大改修

延暦寺諸堂の中心的存在の根本中堂です。広大な瓦屋根を鉄骨の隙間から見ることが出来ました。

正面11(37.6m)、側面6間(23.9m)の豪壮な建造物です。創建当時の本堂建築様式を伝えるとされています。



比叡山延暦寺根本中堂の御朱印
比叡山延暦寺根本中堂の御朱印です。



本来の姿を見ることが出来ないのは残念ですが、普段目にすることのない光景を間近で見られるというメリットもあります。改修後の綺麗な姿を思い浮かべながら改修工事の様子を眺めるのも良いのではないでしょうか。