文房具屋さんで「ラミー サファリ(LAMY safari)」万年筆のコーナーを覗いていると、日本限定販売の日独交流150周年記念フレンドシップモデルなるものが目に留まりました。「サファリ」はラミー社(ドイツ)の初心者用万年筆です。
ドイツと言えば、なでしこジャパンが感動の優勝を果たしたワールドカップドイツ大会が記憶に新しく、個人的も大好きな国です。
この「サファリ」は日独交流150周年を記念した日本限定販売のフレンドシップモデルで、売上の一部が日本赤十字社を通じて東日本大震災の義援金に充てられるそうです。日本限定販売で、数量は15000本です。
などと言い聞かせながら、我慢できずに買ってしまいました。
キャップ(クリップ裏側)には日独交流150周年のロゴがプリントされています。
購入時には紙製のストッパーが付いています。
本体を回転させて外します。
紙製ストッパーを外して、前軸と本体軸を締め直すとカートリッジの封が破れてインクがペン先に流れ出します。
「サファリ」の特徴としてグリップ部分が窪んでいて、正しい位置で握れるようになっています。人間工学を元に考えられているそうです。 初心者にも持ちやすい配慮です。
万年筆の正しい持ち方を身に付けられるうえ、疲れにくい設計です。実際に書いてみると、軽いにもかかわらず、力を入れずにスムーズに書くことが出来ます。
天声人語の書き写しノートに書いてみました。(きたない字です・・・)
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万年筆を使い始めた理由は以下の様に以前のブログの書いています。
"万年筆を買おうと思ったきっかけは、以前ブログに書いた本『仕事の成果が激変する 知的生産ワークアウト』にあります。その本には「万年筆や筆ペンなど「タッチが出せるペン」で手書きしよう」という項がありました。
万年筆を使う利点として、疲れにくく大量に書けて速記に向いている点や濃淡の差から他のペンよりも注意を引く点などが挙げられていました。この様なことから、手書きの面倒さを克服できることやアイデアが出やすいことに繋がるということでした。
高級な万年筆はハードルが高いので、エントリーモデルとして紹介されていた「ペリカーノ」を調べているうちに、ドイツで子供の練習用として使われている「ペリカーノ・ジュニア(Pelikan Pelikano Junior)」を知りました。万年筆初心者の私にはちょうど良いということで買ってみることにしました。"
(「ペン習字用万年筆「ペリカーノ・ジュニア(Pelikan Pelikano Junior)」で手書きを楽しむ」)
ペリカン社の「ペリカーノ・ジュニア(Pelikan Pelikano Junior)」と比較してみました。ドイツでは子供達がペン習字を習う際に練習用に使う万年筆です。
「サファリ」の方が少し長いです。キャップにクリップがある「サファリ」は胸ポケットに入れておく事が出来ます。 また、「ペリカーノ・ジュニア」は転がりやすく、机の上から落としてしまう恐れがあります。
「サファリ」の方が細く、軽いです。「ペリカーノ・ジュニア」はグリップ部がゴムなので持ちやすい設計で、少し重みがあります。
この「サファリ」は細字、「ペリカーノ・ジュニア」は中字です。
細字と中字ですが、若干、細字の「サファリ」が細い感じです。
私の感想としては「ペリカーノ・ジュニア」が滑らかで、「サファリ」はしっかりとした書き心地です。
初心者用万年筆は手書きの苦痛から解放してくれるだけでなく、楽しめる優れた道具です。
「ペリカーノ・ジュニア」はお手頃価格が魅力です。