山形県新庄市の手打ちそば「庄司」で合い盛りの板そばを食べました。
新庄市中心部から車で10分ほど、国道47号線がバイパスに分かれる付近に「庄司」はあります。
板蕎麦のメニューには昔田舎そばと今田舎そばがあります。2種類を味わえるのが合い盛りそばです。
はじめにタレと薬味、そば寒天と漬物が運ばれてきました。浅漬けの漬物と甘い寒天はそばを引き立てる素朴な味です。
板に盛られた2種類のそばは色も太さも味もそれぞれ特徴的でした。
昔田舎そばは、太く角ばった歯応えのある風味豊かなそばです。少しザラザラした麺で、噛むことでそばの香りを充分に楽しめます。最後まで麺がしっかりとしていて崩れることがありません。
今田舎そばはやや細めの白っぽいそばで、のど越しを楽しめるそばでした。こちらはつるっとした感があり、のどを通る際に香りが鼻をとおる上品なそばです。
2種類の田舎そばを辛めのつゆで啜ります。味に香り、啜り方も違った味わいを楽しむことができました。