平泉町の中尊寺に行って来ました。当日は「平泉ウォーク」に参加したのですが、4kmコースには中尊寺が含まれていませんでした。帰りに「折角なので」と中尊寺まで足を延ばしました。

「平泉の文化遺産」は世界遺産登録が確実視されてます。東日本大震災後は閑古鳥が鳴いていたようですが、観光客が戻りつつあるようでした。

月見坂


表参道の月見坂は杉並木が続きます。勾配がありますが、木漏れ日を浴びながら美味しい空気を吸ってリフレッシュしながら歩くことが出来ました。天狗が現れそうな雰囲気です。

月見坂


参道には八幡堂、弁慶堂、薬師堂、地蔵堂、峯薬師堂、大日堂、不動堂、阿弥陀堂、弁財天堂、釈迦堂などの御堂が点在しています。御堂の数々を見て回るだけでも見応えがあります。

弁慶堂には弁慶の実寸大と言われる木像(撮影禁止)が祀られていました。迫力のある弁慶の木像は必見です。

弁慶堂

弁慶堂


峯薬師堂は目に御利益があるとのことでした。目のお守りなども売っています。前には池があり、極太いカエルの泣き声が聞こえて来ました。モリアオガエルが生息しているようです。
峯薬師堂

峯薬師堂にはカエルの石像があります。
かえる


中尊寺の本堂です。天台宗の東北大本山で、ご本尊は阿弥陀如来です。
中尊寺

金色堂に比べれば派手さはありませんが、趣のある本堂です。
中尊寺



平泉の象徴とでも言うべき金色堂(中は撮影禁止)です。この建物の中に丸ごと金色堂が納められています。極楽浄土を現わした黄金の阿弥陀堂があります。中には夜光貝や象牙などで装飾された仏壇があり、観音菩薩や勢至菩薩など祀られています。荘厳な光景に、ずっと眺めていたくなりました。
金色堂は天治元年(1124年)に建てられ、中尊寺創建当時から唯一の遺構だそうです。

金色堂


金色堂の近くには「讃衡蔵」があり、多くの国宝や重要文化財を収蔵しています。千手観音などの木像は圧倒される迫力がありました。

正式に世界遺産登録となれば、更に多くの方が訪れるようになると思います。